最近読んだ本(教養としてのヤクザ、最貧困女子他)
どうもこんにちは、おかかです。
最近読書がたくさんできてとても楽しいです。
と言ってもまた飽きて来たので、ここ一ヶ月くらいはスケートがブームですw
でもスケートするなら移動時間がめちゃめちゃ長いので結局強制的に読書はするハメに。。
あっあと職場が変わって都会に通勤することになり、利用できる図書館が増えましたw今住んでるところより何倍も蔵書がある自治体なのでそこは嬉しいです!
借りてる本なので返却期限もあるしサクサク行きましょう!
一冊目!
フィクションでデフォルメされたヤクザ像って実態はどうなのー?という本。
裏社会に詳しい溝口さん著なので安心w
感想としては
現代ヤクザはたいへん。銀行口座も作れないし、普通にバイトしても詐欺罪になるし(どうも暴力団関係者というのを隠して就労する=詐欺という論理らしい)。
昔と違って暴対法があるから生業も持てなくて、これはもはや「法の下の平等」に反しているのでは?という視点は面白いね。そこは訴えないのかよ!と筆者もツッコんでたけど、もうそんな元気もないだろうともいってた。
これからヤクザは衰退するだろう、とも。
まぁ犯罪集団が堂々となんとか組とか名乗れたのが変と言えばそうか…、
半グレというアングラ組織が台頭していくんだろうなぁ。
次、はい。
我ながらまた気が滅入りそうなものを選んでるなぁ…
なんでか私は貧困問題に感心があるんだよな、なんでだろうな。
自分も病気だったから、いつ生活に困ってもおかしくないって思うようになったのかもしれない。
あるいは家が学費免除をもらう程度にはお金が無かったからかな。。
それか、そこそこの生活が私は出来てるんだって安心したいのかもしれない。資本家の思う壺だわ。
で、話を戻すとだな
よく性風俗は女性のセーフティーネットだ、とかいうのネットで見るんだけど、前々からそれには反発しかなくて。
それが言語化されてるのがこの本はよかった。
可愛いとか、コミュ力とか、デリヘルなら本番せずに男を射精させる技術とか、ハナからこうした「自己資産を持たない少女」(つまりは、「デブでブサイクで性格の歪んだ少女」)は、路上のセーフティネット(=性風俗)の救済の対象外なの。
当たり前といえば当たり前だよね、スカウトとかホストとかの「路上の支援者」は性産業で稼げる素材てことが前提なんだもん、ってこと。
この言い方嫌いなんだけど、ハッとしたのは
知的障害があっても、自分で稼いだお金で好きなものを買いたいってプライドもあるってこと。
そりゃそうだよね…、当たり前のことのはずなのに、助けられる分際でって、心のどっかで思ってるんですよね、やっぱ。
それと同じような例は学童の話でも持ち上がってて、
取材した家出少女の中には学童に通ってた子も少なくないらしい。でも「居場所」は得られなかった。
だって学童は出席確認とか連絡帳の提出とかうるさいし、ゲームもないし、親が虐待してきても夜は閉まってるし、ご飯も出ない。
制度よりも私的なセーフティネットのほうが肌触りが良くて、そっちに流れちゃう。
学童も学校と同じで、子供を委託されて管理するだけの場所なんだなって。
当事者が利用したくなる支援というものが、もっと広がってほしいなって私も思いました。
セックスワークを正当な仕事として確立する、それ自体には私も賛成かな。
でもセーフティネットとして扱うのはダメだと思う。あくまでセックスとか疑似恋愛が好きな人が好きでやるものになってほしい。
MMT好きとしては、国が誰でもできる最低限の仕事を作って雇用すべきだと思ってる。
こういう最底辺が助けてもらえないの、可哀想ランキングに自分を載せるのが下手くそだからなんですよね、辛いね。