読書記録(アルツハイマー征服)
遠くのスケートリンクに行くと移動時間が長いので読書が捗るぅ!
サイエンス系のノンフィクション好きなら見たほうがいい!と断言できる内容でした。
最初翻訳本だと思ってたんですよ。
日本人が書いたと知って心底びっくりしてます。分厚いサイエンス系の本って大体翻訳本なので……
内容はタイトルの通り。アルツハイマー病治療薬の開発とそれに関わる人の物語。
Wikipediaの日本住血吸虫症の記事が好きな方なら間違いなく面白いかと。
いろんな人間が、それぞれの立場で動いて、大きなことを成し遂げていく過程というものが大好きなので。
Amazonレビューに内容はいっぱい書いてあるので、まぁ内容については言及しなくていいかなw面倒だしw
感想を書き殴ってくよー。
家族性アルツハイマーの人が出てくるんですが、読んでいて本当に辛かった…。
自分の親が壊れていく様を見てて、自分もああなるかもしれない、でも遺伝する確率は二分の一。遺伝していたら必ず発症する。自分がその遺伝子を受け継いでいるか、知りたいかって言われたら、本当に、心底恐ろしい。
個として扱われるのが当たり前で、自己が肥大化してる現代人の私にとって、アルツハイマーはただ死ぬよりずっと恐ろしい。生きながらに人間じゃなくなるってことだから。
結局アデュカヌマブって承認されるんでしょうか……
FDAの諮問委員、審査中のアデュカヌマブに否定的見解を表明:日経バイオテクONLINE
こんな記事もあるので、この感動が台無しになってしまうかも…。
これがダメだったら、また新しいアプローチで新薬が作られていくのかなぁ。
注視したいニューストピックが増えましたね。
あ、あと表紙がすごく好きです。
人類の祈りって感じ!と言うとすごく安っぽいですがw