【読書記録】加害者家族ほか
読了できるかなぁ、これ。
著者の姿勢がものすごく不愉快なんですよねこの本。
amazonのレビューで★3つけてる人も書いてたんだけど、「加害者家族を追い詰めることは私刑でありあってはならないこと」という視点がこの本には決定的に欠けている。これは本当にダメ。
あってはならないこと扱いするどころか、31ページやあとがきでは加害者家族を責めるようなことや「加害者家族の人権を声高に主張するつもりは毛頭ない」とまで書いている。
って著者はNHKディレクターじゃん…てことは加害者家族に限らず被害者家族も追い詰めるマスコミ側の人間かぁ…あーなるほどね…。
私はこの記事の弁護士さんに全面賛成な立場。何があっても私刑はダメ。
罪と罰は裁判によって決定されて、公的な手続きを踏んで行われるべき。法治国家だもの。
加害者を育てた親にも責任があるって人は、だから私刑されてもしょうがない、なのか、私刑はダメだから新たに法律を作るべき、なのか、責任はあるけど罪は無いって立場なのか、どれなんだろうな
*加害者は成年とする。未成年の場合、親に一定の責任があることは認められるみたいなので
親がどんなに愛情もって育てたとしても、犯罪を犯す人間に育つことは確率的にどこかで起こってしまうと私は思うから、親に絶対責任はあるとは言えない
もちろん、秋葉原連続殺傷事件の犯人みたいに、明らか毒親じゃんってこともあるだろうけど(でもこれもメディアが流した情報を鵜呑みにすればって話だし、外野が勝手に判断するのもどうなんかなーと思うところもあり)
ちょっと上で私刑はダメって言ったのをいきなり翻すようで申し訳ないのですが、自分も私刑を良しとすることはあるな。自戒を込めて書いておこう。どうせ独り言ブログだし。
最近だと神戸市の教員いじめ事件で、インターネットで加害者の実名と顔写真を閲覧したことがあるな・・
加害者本人で事実関係も明らかで加害者確定だしいいだろう・・・みたいな気持ちが自分にあるんですよね、どっかに
本当のことなんかわからないのにね。事実関係もしかり、加害者の顔と名前が誰かと間違えてないとも言えないのに
ちょいちょいイライラポイントがきたのでメモっておきます92~93ページ
残されたKの家族がさらされることになった「虐待」と「迫害 」(略)外付けのプロパンガスのボンベからホースを外され、家の中に突っ込まれただけでなく、放火までされたという。インターネットでの攻撃とは違い、物理的な迫害はすさまじいものがある。
ネットの追い詰めも相当えぐいと思うんだけど…??
筆者はそんな意図ないのかもしれないけど、インターネットでの攻撃とは「違い」って書くのはネットの方がすさまじくないとも聞こえてしまうわ
どっちもすさまじいわ!って思っちゃう
以下適当に
出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと
- 作者: 花田菜々子
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2018/04/17
- メディア: 単行本
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読了できませんでした
エッセイなんだけどテーマもないしダラダラしてるし作者の本チョイスがノンフィクションとかエッセイばっかで狭そうであまり興味を持てず・・・