【読書記録】この世界が消えたあとの科学文明のつくりかた
世界は核の炎に包まれた・・・って北斗の拳のアバンでありましたけど、そんな世界のカタストロフィが起きちゃった後、どうやって文明を復興していこうか?というのが本書のテーマ。
エネルギーや動力、農業(食料確保)、医療、ガラスや金属といった不可欠な物質をどう作るか、等のトピックについてそれぞれ語られる。
特定の機械の機構とかについてそれぞれ詳しく書きすぎて主題がボケがちな所もあるものの、科学技術が好きな人は基本楽しく読めるのではないかなー
本書のような、原始的なレベルから復興していくという思考実験を行っているのを見ると、つくづく現代文明の高度さ、複雑さを感じる。
様々な科学技術要素が複雑に支え合っているのだなぁ、と
例えば、医者が生き残ったとしても、現代の医者は高度な診断機器があって高度な判断を下せるわけで、もちろん治療には医薬品や手術をするための環境も必要で・・・
それらを揃えようと思うと材料から機械から電気から医薬品の製造やら近代的な建築やらが全てそろわないといけないわけで…
という気持ちになれたのは非常に楽しいのですが、飽きたので最後までは読んでません(笑)